抜け毛、薄毛の危険度チェック！該当したら対策必須！

AGAをご存じですか？

AGAとは

抜け毛や薄毛が気になる人はAGAという言葉を聞いたことがあるでしょうか？AGAはエージーエーと読み、成人男性の薄毛の症状をさし、男性型脱毛症の意味です。額の生え際が後退しM字になり薄くなっていく、頭頂部が薄くなる、前頭部が薄くなる、これらの１つでもあてはまる場合AGAである可能性が高いと言えるでしょう。

AGAは進行性の疾患です。ゆっくりと進行し、抜け毛や薄毛が目立つようになります。抜け毛が気になり始めたら早めの対策が必要です。

ヘアサイクル

新しく生えた髪の毛は、伸びて太く硬い毛に成長します。その後、髪の根本である毛球が退化し、脱毛します。このように髪の毛が生えて、成長し、脱毛するまでをヘアサイクルと呼びます。AGAになると、髪が太く硬く成長する期間が短くなり、しっかり髪が育たないうちに毛球が退縮し抜け毛が増えてしまいます。このため細く柔らかい髪が多くなり、薄毛が進行していきます。

AGAの原因ホルモン

AGAは遺伝や男性ホルモンが原因と言われています。薄毛が進行しており、家族に思い当たる人がいたら、あなたもAGAかも知れません。AGAになると髪のヘアサイクルの中の成長期が短くなって、通常より早く退行期に移行してしまいます。

退行期へ移行させるシグナルを出しているのは男性ホルモンのDHTです。DHTはジヒドロテストステロンと読み、男性ホルモンのテストステロンから返還されてできる物質です。AGAの人の髪からは高濃度のDHTが発見されおり、AGAの原因物質です。

AGA治療薬

有名なAGAの治療薬である、フィナステリド、デュタステリドは、テストステロンからDHTへ返還される酵素、5α還元酵素を阻害しDHTを作らないようにしてAGAの進行を抑制します。

フィナステリド、デュタステリドを処方してもらうためにはクリニックでの受診が必要です。保険が効かない自由診療のため、インターネットなどの個人輸入で薬を購入しようと考える人もおられるかもしれませんが、これは危険です。海外から個人輸入する薬は日本の厚生労働省の認可を受けていません。偽物も多く出回っています。

日本の厚生労働省の認可を受けた医薬品で健康被害が起こった場合、救済制度がありますが、海外製品で健康被害が起こった場合には救済の制度はありません。フィナステリド、デュタステリド製剤を入手する際は必ず、医師の指示に従い薬を処方してもらうようにしましょう。

自分でできるAGA対策

シャンプーを正しくする

頭皮の健康を保ち、抜け毛を防ぐには、正しいシャンプーを行うことが必要です。抜け毛が気になるためシャンプーをしないと、皮脂や汚れがたまり毛穴を健やかに保てません。しかし1日何回もシャンプーをすることや、朝のシャンプーは頭皮に刺激を与え炎症を引き起こしやすいため避けるようにしましょう。

シャンプーは洗浄力の強いものは避け、頭皮と髪に優しいものを選ぶようにします。頭皮の血行を促進する育毛用のシャンプーを取り入れてもよいでしょう。

たばこは控える

たばこを吸うと血管が収縮し頭皮の血行が悪くなるため、髪に栄養が届きにくくなってしまいます。抜け毛を予防するためには、できるだけ控えるようにしましょう。

バランスのとれた食生活をする

インスタント食品、ファストフードの食べ過ぎや、偏食では栄養バランスが偏りがちです。健康な髪や頭皮のためには、バランスのとれた栄養を摂ることが必要です。タンパク質を多く含む肉、魚などの食品、ミネラルを多く含む海藻などをしっかり摂るようにしましょう。

睡眠をしっかりとる

夜間には髪の育成が行われます。夜遅くまで起きておらず、早く床につき良質な睡眠をとるようにしましょう。