【抜け毛、薄毛対策】AGA治療に必要な費用の相場はどれぐらい？

AGA治療に求められる費用の相場

クリニックでの治療に必要な費用

薄毛や抜け毛などの症状が医学的な症状として初めて認められたAGAは、現在、AGA専門クリニックや皮膚科などそれぞれの診療科を通じて医学的な治療を受診することができるようになりました。

クリニックでの治療の最大のメリットがその安全性の高さと効果の高さで、セルフケアの代表格である育毛剤や増毛剤などとは違い、より高い治療効果を持つ成分が含まれた処方薬や医療器具を使った治療が受けられるなど、その効果の高さは絶大です。

ですが、当然ながらその治療効果の高さに比例する形で、治療の際に求められる費用の高さも突出しており、クリニックにおけるAGA治療を受けた際の費用の相場としては、1回の診療当たり4000円から1万円程度の費用が一般的です。

これには、医師の問診など診療費と共に、症状の原因に対応した内服薬や外用薬などの医薬品の費用が含まれており、特に医薬品に掛かる費用は治療費全体の相場の高さと価格幅に大きく影響しています。

現在、クリニックで実際に治療で用いられている医薬品としては、患部に塗布して用いる外用薬と食後などに水で飲む内服薬の2種類が用いられていますが、内服薬と外用薬の2つにも明確な費用の違いがあり、一般的には内服薬の方が1処方当たり2000円から3000円程度、外用薬は1処方当たり6000円から8000円程度が必要です。

費用がより高い外用薬の方が患部に直接塗布して用いることから効果が高く副作用もあまり多くないことから、高血圧などの症状を持つ人は原則服用不可な内服薬よりも広く用いられています。

ただし、内服薬の利用でも特に副作用の心配がないという方であれば、より費用が安く抑えられる内服薬を選択することもでき、この場合はAGAへの対策費用も大幅に減らせます。

また、最近ではクリニックで希望すればジェネリック医薬品を選択することもでき、先発医薬品と比べ相場が安いジェネリックを用いることで、治療全体の費用の相場を2割〜4割程度抑えることができるので、できるだけ費用を安く抑えながらクリニックで治療や対策を実践したいという方におすすめです。

個人輸入医薬品の費用の相場

現在、薄毛や抜け毛などAGAの代表的な症状に的確な治療や改善効果が期待できる医療用成分として、ミノキシジルやプロペシアなどの成分が含まれた外用薬が広く用いられています。

これらいわゆる処方薬と呼ばれる医薬品については、原則として処方には医師による処方箋が不可欠で、医薬品の購入の度に処方箋を医師から取得しなくてはいけませんが、実は個人輸入という方法を用いることで、処方薬を個人で正式に購入することができます。

クリニックで処方される医薬品よりも相場はやや高く、外用薬で1万円ほど、内服薬でも4000円前後の費用が必要で、クリニックでの受診が原則必要ないのでその分の費用を抑制できますが、安易な医薬品の使用は副作用の影響も考えられるので、特別な事情がない限り、クリニックを通じた受診が推奨されます。

AGA治療には健康保険が適用されない

風邪を引いたり骨折をしたりなど、様々な症状を患った場合に病院で治療を受けることができますが、これら一般的な症状で治療を受けた場合、治療に掛かる費用には健康保険からの補助を受けることができ、これを保険診療といいます。

反面、未だ症状の誕生から間もないAGAについては、健康保険による補助が受けられる保険診療とは認められておらず、専門クリニックや皮膚科などでAGA治療を受けた場合、掛かる費用は全て患者側が負担しなくてはならず、これを自由診療といいます。

AGAの原因を追及し適切な治療を行うことで症状を改善できるクリニックでの治療に掛かる費用の相場が他の症状と比べて高止まりしている大きな要因の1つがこの健康保険の診療外と見なされている点で、実際に抜け毛や薄毛などAGA特有の症状が見られた際にクリニックを受診するのであれば、あらかじめどの程度の費用が治療に掛かるのかしっかりと吟味しておくことが重要です。